介護職の男性、婚活においてこの層はあまり人気がなく、年収の低さと将来的に収入が上がりにくい、この2つが主な理由です。
一般的な婚活において希望年収層は500万円前後、介護士としてこの年収層になる場合、経営層もしくは10年以上の経験が必要です。
婚活の希望ボリューム層は30代から40代近辺、しかも500万円近い年収で周囲に女性が多い介護職の場合、婚活に挑む人はまずいません。
結果として女性が求める層の男性介護士はおらず、底辺やクズと呼ばれてしまうケースが出てきました。
ですがそれは過去のこと、現在では男性介護士はコミュニケーション能力の高さと女性社会での生活の長さによる配慮をしてくれる、一緒に過ごしやすいため高評価になってきています。
男性介護士の結婚相手は職場結婚も多く、特に経営状態が安定している会社ほど、その傾向が強くなります。
お互い平均的な年収を得ており、同じ仕事で理解もある、その条件なら職場結婚の選択肢が増えるのも当然です。
そのため、実質的には底辺どころか有用株なのが実情です。
介護職の年収実態と将来性
男性介護士の年収は厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果より、365万円となっています。
この額を聞くと普通、と思われるかもしれませんが、これ以上は年収があがりにくい点が問題視されやすいです。
一方雇用が安定しやすい、需要が途切れることがない、というメリットもあり、不安定になっている雇用情勢化においては安定性という点で将来性はあると言えるでしょう。
男性介護士の年収は低い?
給与所得者の男性の平均給与は532万円となっており、男性介護士の平均年収と比較すると100万円以上高額になります。
一方女性の平均年収は422万円、女性介護士の平均年収は315万円です。
この数字は厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」を参照にしています。
ただこの金額にはデータのマジックもあり、大企業のデータが多数含まれています。
中小企業の男性の平均年収は400万円とされていますので、全ての一般職の年収が高いというわけではありません。
そもそも介護関連の会社の大半は中小規模であり、高年収の介護関連会社というもの自体が存在しないのです。
介護職の年収の壁は勤続年数にある
介護職の平均勤年数は6年と言われています。
これが介護職の平均年収が上がりにくい理由であり、男性介護士の年収が低いと言われる原因になっています。
なぜなら介護職は専門職と捉える人もいますが、基本的に一つずつのケアに関しては無資格でも可能なものが大半です。(注:2024年からは認知症研修が必須になります)
給与の上昇要因
・経営状態の安定性が高い
・昇給制度が決まっており、評価制度がある
・勤続年数が長い
こちらを見て頂ければわかりますが、給料の重要な上昇要件の一つに勤続年数があります。
よく日本の平均年収のデータをみかけますが、あのデータの平均年齢は40代近くが多く、基本的に技術職以外は勤続年数により給料は上昇していきます。
大卒25歳で入社した場合、勤続6年では31歳です。
その年代では一般的な会社でも平均年収435万円ですので、高額な年収には至りません。
男性介護士の将来性は?
職歴20年の介護職員が検証!介護職の給料が上がる?給料アップの本質とその方法 - 特養での介護生活 稼ぐことを大切にした介護職員の日記 (hateblo.jp)
詳しくは上記の記事に書きましたが、男性介護士の将来性はあります。
私はもう20年位勤務していますが
20代 300万円
30代 400万円
40代 450万円
ざっくりですが、このように年収は推移しています。
最大値は年収500万円位になると思われますが、2馬力が多い世の中では普通なのではないでしょうか?
なぜ男性介護士は底辺やクズと呼ばれたのか
底辺やクズ、そもそもの意味ですが年収の低さや性格面の問題などの意味を含んでいます。
性格が悪い、男性介護士はそう判断される実例もあったということでしょう。
なぜ男性介護士は底辺と呼ばれたのか、本章ではその理由を分析しました。
底辺やクズと呼ばれる背景
実際介護の職場でクズと思われる人材は採用されにくいです。
そもそも女性が多い職場で、クズなどと呼ばれる人材を採用するわけもないのです。
今の職場が崩壊してしまいますし、職員からのクレームも増えます(^_^;)
あくまで男性介護士は底辺、はイメージにしか過ぎないわけですが、その理由はいくつかあります。
・人手不足から、他職種で問題を起こしての転職者がいた
・中途採用枠では女性が多い介護の職場には馴染みにくい
・人手不足により、転職回数が多い人でも採用しなくてはいけない
・高ストレスの職場では人間性が崩壊しやすい
多忙で給与が低い、こういった職場には人は集まりませんし、最終的にどこも雇ってくれない人が集まります。
また、介護の職場の運営状況が悪化し、介護現場の倒産が増えていく実情も背景の一つです。
職場の経営状況が悪化すると、誰でもいいから人材をとなってきてしまい、結果として質の悪い人材が集まりやすくなってしまいます。
悪いイメージや刺激的な話題は拡散されやすく、その結果男性介護士に悪いイメージがついていってしまったのです。
実際にあった問題のある職員の実例
問題のある男性介護士はいないか、というと実情はいます。
ここでは問題がある、とされる男性介護士の実例を紹介します。
・同僚の女性介護士と複数交際する
・部下の女性介護士を口説く
・部下の介護士に怒鳴る、蹴るなど暴行をする
・情報共有に関して差を作り、意図的に弱者をつくる
などが見たことのある実例です。
特に怒りっぽい男性介護士もおり、管理職になると厳しくしないといけない、そういった要素もあるかと思われますが、感情が直接的になってしまう場合もありました。
こういった介護士は他職員の退職要因にもなりやすく、いるかいないかで職場の安定性にも影響を与えてしまいます。
なぜそういった職員が退職にならないかというと、上司に気に入られていたり、仕事に対しては真剣であったり、悪い方向性ではあるとはいえ、情熱がある職員であるケースもあるからです。
ちなみに女性関係に問題があった職員は、結婚し落ち着くとコミュ力や調整力の高い職員に進化、問題はなくなり逆に成長した職員になりました(^_^;)
まとめ
いかがだったでしょうか?
一昔底辺と呼ばれてもいた介護職ですが、現在はそのようなことはありません。
逆に人材不足が著しくなった現在では、待遇は右肩上がりに上昇の一途をたどっています。
求人も
2021年 月収25万円以上
2022年 月収30万円以上
2023年 月収35万円以上
など介護人材紹介会社のCMの報酬額もどんどん増えていっています。
しかも、コレ広告枠で実際はない、というわけではなく、普通に何個もあるんですよね・・・。
ただ誰でもいいというわけではなく、介護福祉士の資格がある、経験年数が長い、もしくは未経験でも成長していく意図がある、など有用な人材である必要はあります。
介護の人材枠は大きく2つです。
・会社に長く務め、支えとなる人材
・短期的に勤務し、サポートをする人材
前者の場合、年齢は35歳から40歳位までが多いですね。
特に他職種からの移動の場合、介護福祉士取得に3年、ケアマネに5年、主任ケアマネにさらに年数が必要になります。
管理職クラスの資格を取得した年代が50代以上では、もう何年も勤務していくことは難しいですよね?
資格が大切な介護職ならではの要素です。
転職なら早めに考えた方がいい、その理由はここにあります
もしサポートをお願いしたい場合はここがおすすめです。
なにしろちゃんとしています(笑)
今回の記事は以上になります。
見て頂き、ありがとうございました。