介護職員の疑問を解決するブログ

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介護職を辞めてよかった!やってられない理由と実は間違っている介護の適正、本当に向いている性格について解説!

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介護職を辞めてよかった、介護の世界から去る人はそう話す人が多いです。

メンタルをやられる・変な人が多い・向いていない・やってられない、そんな考えを持ち、介護職を退職していきます。

介護職に就く人はやりたい理由がある、向いていると思った、そう感じ介護職に就く人が大半ですが、介護職を辞める時はやってられない、向いていなかったと感じています。

では介護職を退職した人は、本当に向いていなかったのでしょうか?

 

この記事を読むと

・介護に向いている性格とは何か

・本当に介護の向いている人とは?

・介護職で働くメリット

を知ることができます。

介護職の成功ルートを含め、

介護の向き不向きについて疑問がある場合は是非参考にしてください。

 

 

介護職を辞めてよかったと思う理由とは

介護職を辞めてよかった、介護職の長時間労働や労働環境に過酷さにやってられない、そう思い職場を離れていきます。

加えて勤務していた分野を去る時は否定的な意見を考えることが多いです。

介護職の場合、職場がブラックな環境であったり、心身にダメージを受けた結果であることが多いため、辞めてよかったと感じることが多くなります。

介護職を辞めてよかったと思う5つの理由

①介護職はメンタルをやられる

介護職はケア中にメンタルをやられるケース

・ケア中に利用者に暴力を受ける

・家族や利用者に暴言を言われる

感染症によるリスクに高い意識を求められる

感染症流行時の規制が強い

介護を利用している高齢者は金銭的、精神的な余裕が少ないケースが多いです。

加えて認知症状が出ていため、事実誤認をしているケースが多くケアの正当性に関して疑問を持たれ、暴力行為に至ります。

また、要介護者は守られますが、介護者自体はサービスを提供する側であることから、守られることは少ないです。

 

②介護職はクズばかり

・介護職は大学教育を経て入職する人が少ない

・介護とは奉仕である、そういう認識が未だ多いが、働く側としてはその意識は低い

・介護観は個々に任せられるため介護をわかっていない、と思われる

・尖った方針を選ぶ場合、福祉はこういうものである、と批判対象にされやすい

介護職は知識不足であったり、比較する介護に対する意識が高いレベルにあるため、福祉の仕事をするには不適切である、と感じられる場合があります。

介護は低賃金である、そういった事実もあり、賃金が低い仕事に就く人は意識が低いとも思われやすいです。

ケアを受ける自分の肉親が大事にされていない、そんなことを考えマイナス意識を持たれることもありました。

③介護職がやってられないと感じる

介護職の仕事をしていると、やってられないと感じることも多いです。

要介護者は精神的に不安定な環境にあり、その対応をしなくてはいけない、そんな環境が介護職をやってられない、と感じてしまいます。

何を言っても怒ってしまう、そんな日々の対応にやってられない、と感じることも多いです。

認知症状がある人の対応をしていると、毎日同じ返事をしなくてはいけないこともよくあります。

そういったことにストレスを感じ、やってられないと思う人も多いです。

 

④介護職は優しい人は向いていなかった

優しい人は介護職には向いている、そんな話もありましたが、実際は向いていません。

優しさには代償が必要であり、相手からのフィールドバックなしに優しい言葉をかけ続けることはできません。

出来る人は、その人を理解している人か何も考えていない人です。

本当に優しい人の場合、要介護者の置かれている環境に共感してしまい、ケアをしていくことは難しいです。

介護職は優しい人ではなく、仕事として冷静に物事を考えていける人が向いています。

⑤介護職は給料が安い

介護職は給料が安く、一般的に平均的な給与と比較し

平均的な金額を出しています。
月給 323,190円 
年収 3,878,280円
となります。

 

参考URL

厚生労働省 令和3年度介護従事者処遇改善状況等調査結果

000917687.pdf (mhlw.go.jp)

 

では一般的な労働者の賃金はというと

男女平均311.8000円
男性  342.0000円
女性  258.9000円

となっています。

参考URL

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

01.pdf (mhlw.go.jp)

介護職の平均月収の方が調査では高い状況にはなっています。

 

ただ、これには数字のマジックがあります。

介護従事者処遇改善状況等調査結果の調査方法ですが、全国の施設から1000程ピックアプ、解答した施設の調査結果のみを参照にしています。

見たことがありましたが、きちんと処遇改善の対応をしている施設が大半の印象です。

そもそも処遇改善をきちんと実施していない施設は解答していない可能性もあります。

 

そのため、データに使われる施設以外の介護の職場は

・処遇改善金が十分支給されていない

厚生労働省に答えたくない

そういった施設である場合もあるでしょう。

 

処遇改善金がきちんと支給されていない場合、平均的な労働者の金額より低い事が多いことになります。

 

解決策 平均より給与が高い職場を探そう

厚生労働省の処遇改善の調査結果にありましたが、実際に待遇が良い施設はあります。

ただ、調査結果からわかる事実としてデータ施設の数は日本全国にある施設の内、5%程です。

全国に1万を超す施設があるのですが、調査対象は1000、回答率は50%位ですので、データの施設の数は5%になります。

 

もちろん、調査対象にない施設で良い施設もあります。

とはいえ、介護職にとって優良な施設は、そう多くはありません。

施設の状況は介護サービス情報公開システムで調べる事ができますので、興味がある施設は確認してみましょう。

 

 

介護職を辞めてよかった、そう思う人へ向けた解決策

・他職業へ転職する

・介護職としてキャリアを積む

・昇格を目指す

・休みが多いホワイトな職場へ転職する

 

ただし、ホワイトな職場は人材紹介会社などからの入職を嫌う傾向にあります。

その理由は紹介料が高額であるからです。

10人介護職を紹介会社から雇うと1000万以上の経費がかかります。

そのコストがあれば、職員の賞与などに回したい、そう思うからです。

 

自治体のHPに介護施設の一覧がありますので、そのページから各法人のHPのへ移動、直接入職の申し込みをした方が良いでしょう。

 

 

現役介護職が告げる、実は間違っている介護職に向いている人の特徴

一般的に介護職向けの特徴としては
①人との接し方が上手
②人の気持ちを考えることができる
③コミュニケーション能力が高い
④高齢者を労り敬うことができる
⑤性格が前向き

これらが一般的には言われていますが、違います。

①から③は接客系の職業では共通の特徴ですし、介護職独自ではありません。

 

④と⑤に至っては、介護職で鬱やメンタル不安になりやすい人の特徴ですらあります。

本当に介護職に向いている人はこんな人

仕事内容には適正の有無がありますが、介護職のメリットは

・物を売らなくていい

・ノルマがない

・IT系が苦手でも大丈夫

・資格取得の難易度が低め

ここにピンときたら、介護職を目指していくのもいいと思います。

 

営業や販売の仕事では、自信を持って売りたい、そういう商品ばかりではありません。

営業職は販売実績を得るために売るのが仕事の内容です。

ただ、こういった仕事には苦痛を感じる人もおり、私もその一人です。

 

同じブラックでも介護職のメリットはある

介護職は他のブラックで起こる現象の内、いくつかは起こりません。

・学歴によるマウント

・泊まり込みの残業

・終電になるまで仕事

エンジニアでブラックな職場ではよく聞く話ですが、こういったことはありません。

夜勤はありますが、正当な報酬はもらえます。

男性に伝える介護職の適正とその理由

男性は女性と比較しホルモンバランスによる体調の変化が少ないため、安定したケアを行うという点では男性は介護職に向いています。

夜勤など長時間労働に関しても体力的に男性の方が上でしょう。

 

また積極的に仕事を行い、出世願望を持って働くことができる点も男性の特徴です。

 

介護職に向いているテスト

2/17 介護・福祉の適性検査! 介護職に向いてるか診断テスト [介護・福祉業界で働く・転職する] All About

allabout.co.jp

 

ALL aboutで掲載されていた記事です。

人と接するのが好き?でNOと答えると即向いていないと言われます(笑)

やってみると面白いかもしれません。

 

年齢別介護職を辞めたくなる理由

主な理由は収入面・将来性・メンタル・体力的問題などです。

 

ちなみに収入や将来性について

介護職の給与形態は

・地方公務員準拠

・株式市場に準じたもの

の2つのパターンがあります。

前者は勤続年数でもある程度の昇給は期待できますが、どちらのケースでも昇給しない場合は大幅な給与アップはありません。

要するに上司が良い給与をもらっている環境かどうか、それが全てです。

20代介護職が辞めたくなる理由

主な理由

・給与の安さ

・同じ仕事を繰り返すことによる不満

・将来性への疑問

ただ、実際20代では大抵どの職種も給与は低いため、将来性についての疑問が大きなポイントになります。

これは総務省の地方公務員の給与表ですが、出世しなくてはまず給与は上がりません。

地方公務員の給与の体系と給与決定の仕組み (soumu.go.jp)

そのため、この年代では不安に感じることも多いです。

30代介護職が辞めたくなる理由

収入面での退職者が多いです。

介護職は勤続8年から10年で給与は大幅に上がります。

処遇改善金の支給額が上昇する目安になるからです。

ただ、30代ではその中には当てはまらず、給与の低さに悩むことになります。

 

結婚などを考える時期でもあり、特に男性は稼ぐ役割を期待されやすいです。

そのため、同じ職業同士や職場での結婚も多い傾向にあります。

 

40代介護職が辞めたくなる理由

介護職として勤務し、心身やメンタル不調による退職者が多くなってきます。

長年介護職として勤務してきたため、収入面では落ち着きを見せてきますが、体への負荷が蓄積されてくる時期です。

腰痛を抱える人も多くなってくる時期であり、今後続けて仕事をしていけるか、悩む年代です。

50代介護職が辞めたくなる理由

50代介護職は転職も難しい年代になりますので、長く介護職として勤務し辞める人は少ないです。

中途採用枠で入社し、短期で退職する人が50代介護職では多いですね。

また出世しない場合、若い職員との体力差に悩み、足をひっぱりたくない、と退職する場合もあります。

 

キラキラ系介護職が勤務する施設は嫌われやすい

 

キラキラ系介護職とは、理想が目立つ介護を行う介護職です。

理想を持って仕事を行うことは悪いことではありませんが、コストパフォ-マンスが悪く、サービス残業や奉仕の精神を求められる場合が多くなります。

しかもその状況を継続しなければ、キラキラ系の介護職の行いたいことは維持できません。

介護職に負担を強いる仕事のスタイルが多いため、キラキラ系の介護職は嫌われやすいです。

また、そもそも法律違反である場合もあります。

 

一般の介護職は介護の仕事に悩みを抱えつつ利用者との関わり、仕事をしています。

キラキラ系はその苦悩の根拠を無視し、やりたい放題やる、という印象をもたれる傾向が強いです。

そのため、一般の介護職からは嫌われやすいです。

サービス残業が常態化した場合、最初はやりたいことがやれていいかもしれませんが、長い時間で見ると良いことは何もありません。

 

男性が介護職を50代から未経験でやろうとすると難しい理由

介護職は中途採用枠で50代で転職してくる人もいますが、長くは続きません。

主な理由は

・体力的な問題

・コミュニケーション技術

この2つです。

 

特に施設介護では入浴の介護など体力をかなり使う場面が多いです。

介護機器が少ない施設では、常に体への負担がかかり、体を痛めてしまう場合も多いのです。

特に腰痛はすぐになりますし、ヘルニアなども短期間で起こる可能性があります。

 

またもう一つの理由として

未経験での入社が多い

ということがあります。

今までの分野ではなく、介護職を選ぶ理由は人材不足なので採用されやすいからです。

 

どの職業も勤務に就く前に学びは必要です。

50代転職の場合、体力的な問題に加え、前段階の学習面での不足が目立つことが、介護職として勤務していくことが難しい理由です。

 

解決策 短期間で取得可能な資格を取得する

介護職は最終的には介護福祉士を取得する必要がありますが、その前段階での認知症研修や実務者研修などがあります。

ハローワークなどで無料で資格取得が可能な自治体が多いです。

介護の分野は人材不足であるため、資格取得への支援をかなり行っています。

資格取得は仕事に向き合う方法の一つです。

まず、自分に務まるかどうか、それを知るために学ぶことから始めていきましょう。

 

女性介護職に伝わるウワサ話は本当か?

女性介護職に関しては

①女性介護職はかわいい

②女性介護職は気が強い

③女性介護職は性格が悪い

などの話がウワサとしてあります。

 

体験としては、上記3件に関してはほぼ全て真実です。

女性介護職の特徴として

笑顔をむける機械が多い

介護観やどう仕事をするか軸を持っている

自分のルールで仕事をしたい人もおり、そういった人は周囲の意見に耳を貸さない人もいる

魅力ある人が多い介護の職場ですが、実際は③の人材もいますので、苦手意識を持つ人もいるかもしれません。

 

介護職で定年まで務める成功ルート、介護職で人生成功するには?

介護職での成功ルートはいくつかあります。

①実務担当の介護職として皆を支え続ける

②ケアマネになり、事務職として介護業界を支える

社会福祉法人の理事になる

介護職の成功ルートでは

定年以降まで勤務することができる

安定収入を継続して得ることができる

この2つが最大のメリットです。

 

③の社会法人の理事になるルートは最低でも介護職として課長や施設長までランクアップし、長年勤務することが条件になります。

ただ職場の立場は安定しますし、社会的地位も得ることができますので、メリットは大きいです。

社会法人内部に叩き上げの理事がいる場合のルートですが、狙う人が多いルートです。

 

 

介護職を辞めてよかった!やってられない理由のまとめ

介護職を辞めてよかった!と感じる人は

・介護職に本当に向いている人はどういうことか

・職場環境が悪かった

・介護職の成功ルートを知らなかった

この3つが原因です。

 

本当に向いている人とはどういう人であったのか、この職業で成功するとは、どういうことなのか、知ることで別の選択肢も見えてきます。

転職も良いのですが、自分が介護職としてどこを目指していくのか、そこを考えることで介護職として仕事を続ける道もあったと思われます。

 

この記事を見て、介護職の本当に向いている人やどうあるべきか、将来的に何をめざせばいいのか、参考になったと思ってくださればとても嬉しいです。

コメントなどありましたら、特に喜びます。

記事を読んで頂き、ありがとうございました。